自宅で焼肉をすると、煙と同じくらい気になるのが油ハネですよね。
ザイグルは煙が出ないことで有名ですが、油ハネを抑えることができることでも評判です。
でも、なぜザイグルだと油がはねないのでしょう。
そこで今回は、ザイグルシリーズが油ハネを抑えることができる理由を説明します。
油がはねる理由
まずは油が跳ねる原因を解説します。
この原因を知っておくとザイグルの良さがすんなりと頭に入ります。
フライパンに油をひき、高温になったところで水を落とすとパンッと飛び跳ねます。油ハネですね。
これは、高温になっている油の上に落ちた水の温度が一気に上がり、膨張し破裂することで発生します。
小さな水蒸気爆発です。
この破裂する時の勢いは凄まじいので、周りにある油を巻き込んで飛んで行ってしまいます。これが油が跳ねる原因で、周辺が油まみれになってしまうのです。
冷凍食品を油をひいたフライパンで温める時、バチバチッて音を出しながら飛び跳ねているのを見たことがある方も多いのでは?これも同じ原理なのです。
天ぷらの衣に水分が多く含まれてる時も同じようなことが起きますよね。
逆に、油をひかずに水だけを熱したフライパンに落とすと、玉のように転がりやがて水蒸気になって消えてなくなります。水蒸気爆発は起きません。
つまり、熱せられた油と水の組み合わせが油ハネが起きる原因です。
自宅焼肉の場面だと、油をひいたホットプレートの温度が上がり、肉や野菜から出る油と水分が合わさった時、「パンッ!」という音とともに油が跳ねます。
ザイグルだと油ハネが少ない理由
まず、ザイグルの形状の特徴としては、素材から溢れ出た脂は、熱せられる前にプレート下の油受けに落ちていきます。だからプレートの油の量が少なく、跳ねても大きな被害にはなりません。
さらに、ザイグルはフライパンやホットプレートほどの高温にならないように設計されています。だから水分が急激に熱せられて膨張、破裂することが少ないのです。
油ハネは水分が破裂する時に一緒に飛んでいく現象なので、油が少なく、さらに水分が破裂しなければ当然油ハネも起きません。
これがザイグルの油ハネが少ない理由です。
全く跳ねないわけでもない
いくらザイグルと言えど、全く油ハネしないというわけでもありません。食材の脂量が多く、じっくり焼いていると高温になることがあるので、そこに水分の多い物を投入すると多少は油ハネすることもあります。
また、ザイグルで油ハネが特に発生しやすいのは、プレートとヒーターの距離が近い時です。ザイグルは食材が焼けるまでに多少の時間を要する為、ヒーターとプレートを近くする時があります。
ザイグルグリルやザイグルプラス、ザイグルミニだと上部についているヒーターを最も下に下げた時。ザイグルボーイやハンサムは高さ調整アダプターでプレートを上げた時がヒーターに近くなります。
この時は通常より油ハネが起こりやすくなるのでご注意下さい。
ただ、飛ぶ範囲が狭く、テーブルの上に跳ねるくらいです。
ですので、ザイグルで焼肉をする際は、ザイグルの下に大きめの紙を敷いておくと、後の掃除をよりいっそう楽にすることができます。
今までのような床がギトギト、近くにある家具がヌルヌルなんて面倒からは解放されますよ。